制御とコンピューターサイエンスの間

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アカデミアでの就職

最近うちの大学に就職活動しにきた方がいらっしゃったので、傍観した時の様子をまとめようと思う。

うちの大学就職プロセスは多分以下(学生がにオープンのものしか参加していないので) - 大学教員による審査(クローズ) - 全体への研究プレゼン - 大学院生たちへの模擬レクチャー

全体への研究プレゼン

自分の博士での研究を全体に向けてプレゼン。 時間は大体45分〜1時間ぐらい?

意図 - 自分の研究を全員に知らしめる - プレゼン能力 - 質疑対応能力

まあ学会とあまり変わらないということですね。 というよりディフェンス?が出来ていれば大丈夫なんでしょう

見ている感じ以下の点が重要そう - なぜその研究なのか - 何をしたのか - どういう風にその研究を展開していったのか - いかに他の研究者とコラボしてきたか - 他の学生への指導経験 - どのように今後研究を発展していくか - この学校に持ってこれるものは?

大学院生たちへの模擬レクチャー

こういうのがあるのがアメリカだなと思った。 CSの博士課程の学生が集められ20対1ぐらいで会話。

意図 - 自分(就職活動生)がこの大学に何をもたらえるかを伝えること - 指導経験 - 何の授業をTAしたか。TAとして何をしたか。何が難しかったか。注意して工夫・改善した点。 - 指導(今回はなかった。普通は模擬レクチャーがあるらしい) - 新しい授業の提案 - 現大学で開かれてるレクチャーに沿って、自分はどの授業を教えられるか - 加え、自分独自の授業を提案 - この大学をよくするには何をすればいいか議論(この人だけらしい?) - 模擬レクチャーの代わりに逆にこれを向こうが質問してきた。理由は、自分は過去に大学の委員会で授業改善のために献身的に活動してきたので、この大学でもやりたいとのこと。 - しかし、この質問は非常にうまく、学生たちにこのが大学をどう改善したらいい?と聞くことはこの大学のよくないところを聞き出せるということですね。案の定、他の学生さんたちはこの大学の文句を永遠と言い続けてしまう これでこの人は多分うちの大学から合格をもらっても来ないでしょう。ひじょーーーーーーーーーーに優秀で、理論的で面白い研究をされていたので残念。

自分が他の大学をもし受ける場合は真似したいと思う